ISTISTの服は、着心地を重視して作っています。
そのため、素材から生地選び、着心地のよいシルエットにするためにパターンは何度も作り直し、形にしています。
そして、基本的に自分たちの手で自社工房にて縫製しています。
ご注文が多くなってきて、レギュラー商品や季節人気アイテムは外注することも多くなってきましたが、パターンは自分たちでつくり、できるだけベースは自分たちの手で仕上げるように心がけています。
そのため、大量生産はできません。
しかし、一着一着に思いを込めて、じっくりと作られています。
また靴下などは、その産地の工場に直接依頼することにより、より履く人に心地よさを与えられるよう企画から行っています。
パターン製作の様子
こちらも手作業。
生地により、染色後に縮みがでるので、それぞれ縮率を計算し型紙を作っています。

生地選び。
一言に天然素材といっても、綿や麻、シルクなど様々。
そしてさらに織り方や加工で生地の風合いは随分と変わってきます。
いろんな生地がある中で、草木染と相性がいいもの、染まりあがりや着た時の肌への当たり方、形にあうかなどで決めています。
季節によって、使う生地は様々です。
自社工房は、改装した母屋の奥の狭い場所。
重たいミシンが並び、作業日はミシンの音がなっています。
ISTISTの服は、製品に仕立ててから染める、「製品染」後染めを基本としているので、ミシンの糸は綿やコアヤーン糸など生成糸ばかりです。
ちなみに、すっごく狭いんです。ミシンを敷き詰めてます。
定番の人気のものや、数がいるものは、国内の縫製工場様にお願いしているアイテムも多々ありますが、コロナ禍の影響で縫製工場も様々な影響を受け、お客様におまたせが伸びてしまったり…なので基本的には最初のラインナップは自分たちの手で縫っています。あとは、地元のパタンナーさんにお願いしたり。
作りたいものや使う生地が増えていく度に、ミシンも増えていき、物も増えました。
お店にミシンがあるからこそ、数日で裾上げに対応出来たり、オーダーのご相談があったりと幅が広がっていると思います。
そういえば、職業用ミシンばかりだった頃、初めて工業用を購入する時はかなりドキドキしました。
スピードも物の仕上がりも全く違ってくるので、やっぱりブランドづくりには欠かせないな、そう思います。今ではむしろ工業用のミシンの方が割合を占めてますが。笑
縫っているからこそ、縫製糸や細かいところまでこだわれる。
お客様のご要望に少しでもより応えることができる。
ファストファッションも増えている中、せっかく私たちのつくる服を選んで頂けていることはとても喜ばしいことです。
これからも、多方面の技術をあげて、より気持ちいい服を作っていきたいと思います。